ボランティア募集/マギーズセンターについて

川崎市立井田病院ではボランティアをして頂ける方を募集しています。

病院の運営に、ボランティアの皆さんのお力は必須です。
私個人としては、がんサロンの運営に、ボランティアの方々の援助が非常に助かっていますので、これからも色々な方に是非一緒にがんサロンを支えて頂ければ嬉しいと思っています。

さて、今後、がんサロンはこれまでの第2、第4木曜日の開催に加え、平日日中に「常設化」をすることを計画しています。
場所は、これまで通り、病院のラウンジを利用しますので、がんの患者さん家族限定の利用、というわけではありませんが、個人的には「マギーズセンター」を模したサロンにしたいと思っています。

マギーズセンターは、以下のサイトを参照頂きたいですが、

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201003/100458.html
http://hibari-clinic.com/shiryo_box/index.html (このページ下部「ホスピス関連資料」のところにPDFがあります)

日本でのコンセプトで言えば、相談支援センターとがんサロンがひとつになったような機能を基本としていますが、そのほかにも様々な支援プログラムや「環境全てが人の心に希望をもたせる」といったコンセプトなど、その根本となる哲学に違いがあります。
日本のように、病院内に併設されず、独立した建物・組織であることも特徴でしょう。

また、私が個人的に感銘を受けたのは「マギーズセンターの全ての活動は、研究に裏打ちされたものである」「全ての活動は外部からの監査・研究により常に評価されている」という点です。
日本であれば、誰かお偉いさんが「これはいいことに違いない」と、何の根拠もなく始めたプロジェクトが、評価されることも無く延々と続けられる(それが患者さんのためになっているのかわからないのに!)、という事例が後を絶たないのと対照的でしょう。

日本で、これをそのまま持ち込むのは難しいでしょうが(秋山さんの「暮らしの保健室」はあるにせよ)、そのコンセプトを一部分だけでも取り入れられないか、そして必ず質を評価することにしよう、と考えています。
何をしていくか、という計画はこれから決めていくことになりますが、いずれにせよ、常設化となるとこれまで以上にボランティアさんの協力が必要となります。

ですので、最初の話に戻りますが、ボランティアさんを本気で募集しています!
がんサロンに関わって頂くのは主に「図書ボランティア」になると思います(サロンには「患者図書」も整備する予定になります)。

詳しい案内は
http://www.city.kawasaki.jp/33/cmsfiles/contents/0000037/37855/ida/volunteer/index.html
になります。
11/28にはボランティア講座もあるようです(院内にも掲示されています)。


是非、ご参加頂ければ嬉しいです!一緒に、患者さんのための「場」をつくりませんか?
何卒よろしくお願い申し上げます。


コメント