病院レストランを考える!ワークショップ開催

 最近は、院内にレストランやカフェスペースを設ける病院が増えてきました。
 病院に来た方々が、思い思いに集い、談笑し、食事をとるレストランですが、その業務の多くは外部の業者委託であり、病院という場が提供するのにどのようなレストランが良いのか?というテーマについて、医療の目線からはこれまであまり考えてこられなかったのではないでしょうか。そもそも、病院の中にレストランがある意義・役割とは?患者さんや、医療の立場から見た「レストラン」とは?

 このような思いから、このたび私達は、川崎市立井田病院の有志により「レストランサポートプロジェクト」を立ち上げ、そのひとつの活動として、患者さんや市民の皆様と、望ましい病院レストランの姿を考えるワークショップを企画しました。

 予防医療が重要視されている昨今、医療者と市民が一緒にレストランという場を通じて「食」を考え直す、という企画は全国でも初めての企画であり、今後、本邦において病院レストランを考える上でのモデルとなる知見を提供していけるものと考えております。
 本企画は、病院レストランも広い意味で、待合におけるアメニティのひとつという意味で有効活用すべき対象と考えられることから、「待合室から医療を変えようプロジェクト」にもご後援頂いております。また、本企画を通じて、待合空間から医療を変えるひとつの実践例が提供できることを意図しております。

 当日は、プロジェクトの概要、病院レストランの現況などについて発起人からの講演後、「病院にこんなレストランがあったらいいな」というテーマで、ワールドカフェ方式のワークショップを行います。

 対象は病院利用者、一般市民、医療者などで、先着40名。参加費は無料。
 受付は5月12日9時から、専用ウェブサイト(http://kokucheese.com/event/index/85090/)から申込を行うことができます。何卒よろしくお願いいたします。


・日時: 2013629日(土) 午前9001130 

・会場: 川崎市立井田病院 新棟2階 会議室 

・目的: 

①病院レストランとは何か?をもう一度考え直し、病院利用者にとって望ましいレストランの姿を検討する。

②「待合室から医療を変えようプロジェクト」の理念を、病院レストランをテーマに具体化させる。

 
・主催: レストランサポートプロジェクト (発起人: 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター 西智弘)

・後援: 待合室から医療を変えようプロジェクト

※待合室から医療を変えようプロジェクト:待合室をひとつの重要な医療資源と考え、それを有効利用することで医療の改革につなげようという活動。2013年3月に公開シンポジウムが開かれ、今後「待合室学会」として活動していくことが計画されている。主催は、東京大学公共政策大学院 医療政策教育・研究ユニットにおける自主的社会活動である医療政策実践コミュニティ(Health Policy Action Community;略称 H-PAC)。

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