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医療は人の尊厳を奪うのか:処方箋編

前回の記事に続いて「処方箋編」です。
 気持ちが乗っているうちに一気に書き上げたいと思います。

 最初に、身も蓋もないことを言いますが、私はそう簡単に「抑制」の問題は解決しないと考えています。

 問題が複雑である以上、解決も簡単にはいきません。
 これは、この国(政府という意味だけではなく)がある程度の時間をかけて作り上げてきた「文化」の一部のようなものです。「文化」を一朝一夕に変えることなどできないということです。

 前回に述べたように、「抑制を禁止しろ!」「尊厳を守れ!」と感情的に声をあげることは簡単です。しかし、それは根本の解決にはなりません。何しろ、私たち医療者だってやりたくてやっているのではないのですから。
 もちろん、多くの国民が自らの未来に自分も抑制されるかもしれない現実を認識し、こういった声をあげていくことは大切なことです。議論が盛り上がっていくことで、「現状を変えないといけないよね」という空気が醸成されていくのは、「空気」で物事を決めがちな日本人にとっては必要な事です。
 問題は、どうやって抑制をしなくても良いようにするか、です。看護師を増やせ、お金を増やせ、というのも言うは易し、行うは難しなのも前回述べたとおりです。

 解決のヒントは、前回の文章の中にあります。
 その文章とは
「個々人の意見は異なるだろうが、総論的にはそういう流れで、個別に対応することはできない(個別に対応すること自体が人手・コストを要求するから)、というのが現状」
という部分。
 ということは、逆に言えば「個別に対応できる場」を整えれば、病院では全体として「抑制」は必要、と考える流れの中でも、自分(や家族)については「抑制」を免れることができる、ということです。
 しかし、それはもちろん「私たちだけは特別にどんな状況でも抑制しないで対応しなさい」と、口に出して要求しろ、ということではありません(そんなことを言っても「難しいです」と断られるでしょう)。

 まずは、あなたがどういった「生き方」をしたいのか、考えてみてください。
 抑制されて生きたい、という方は少ないと思いますが、その上で、じゃあ自分はどうすればいいか、何ができるか、を考えて下さい。認知症にならない、という保証もありません。仮にそうなっても自分の望んだ生き方ができるよう、家族と話をしておくことも必要です。

 解…

医療は人の尊厳を奪うのか

医療の現場では、「より安全に、より効率的に、かつ質高く」働くことが求められてきている。
 具体的には、以前であれば「まあいいんじゃないの」「大体こんな感じで」で済まされていたことが、「○○の評価表を用いて数値化して、○○点以上はこういった処置を」とか「○○が起きた場合は書類をつくって病棟単位で検討した後、○○委員会へ報告」とか、色々とルールができた。
 それによって、患者さんや家族にとっては、これまで適当に(悪い意味ではなく)されていた部分についてて、より安全性が担保されることになったし、質が向上した部分もある。

 しかし、そういった流れによって失われたものも多い。
 まず、現場の忙しさが増した。急性期病院にとって、「安全に、効率良く」というのは「問題を起こさずに、原疾患の治療に専念し、最短の入院期間で患者を退院させること」を意味する。そうしないと病院の経営自体が成り立たない、という事情もある。短期間のうちで、様々な評価表を記入し、様々な処置などに対する同意書にサインをもらい、問題が起きないよう管理し、1~2週間で退院したと思ったら次の患者さんが入ってきて、また評価をし直して、書類を作成して・・・。と、評価や書類作成、管理に時間をとられる一方、患者さん一人一人のケアに十分な時間を割くことが難しくなった。患者さんや家族一人一人の話をじっくりと聞き、癒しを提供し、心を通わせて・・・というのは不可能になってきている。

 そして、そういった中で「安全」を追求することで、患者さんの行動を制限しなければならない事態も出てくる。
 現実問題として、例えば45人の入院患者さんに対し、夜間は3名しか看護師がいない。
 患者さんは、入院している=体調不良なわけだから、足元がおぼつかないことも多い(高齢者は特に)。そういった方が病棟内で転んだりすると、骨折などにつながることもあり一大事なので、「トイレに行くときなどは必ずナースコールを押して下さいね、私たちが誘導しますから」となる。しかし、そういった方が多いと、ナースコールを押しても中々看護師が駆けつけられないこともある。一度にみんながトイレに行くわけではないが、中には苦しくて押している方、薬の追加が欲しくて押している方、その他細々した用事で押している方、など様々で、誰もいないナース・ステーションに鳴り止まないナースコール、なんてこと…

月替わりプログラム~彩:8月はハンドヒーリング・レイキ

ほっとサロンいだの「月替わりプログラム~彩」8月も開催します!
8月のテーマは「ハンドヒーリング・レイキ」で、レイキアカデミーの上杉さんにご協力頂きます。

下記の宣伝文を読み、ご興味ある方は是非お立ち寄り下さい~。

(以下宣伝文)
ナチュラルでシンプルなハンドヒーリング
~レイキ


レイキは、 自己治癒力を高め、身体と心のエネルギーのバランスをとる日本で生まれたハンドヒーリングとして知られています。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアをはじめとする世界の医療現場でも、「がん」や「難病」の代替医療として脚光を浴びている他、近年は、インドのヨガ、中国の気功と並んで、日本のレイキは広く知られるようになりました。

手を当てるだけのシンプルなヒーリングです。
ただ手を当てているだけなのに、心と身体がふっと緩んでいきます。
人はリラックスすると呼吸が深くなって、自己治癒力が高まります。

当日の手順
最初に呼吸法をしていきます。
静かに自分を呼吸を見て、その後、身体を使っての呼吸法をして行きます。
そうすることで、さらにリラックスした状態でヒーリングを受けることが出来ます。
椅子に座って頂いて、気になるところに手を当てさせていただきます。

【月替わりプログラム~彩:8月 レイキヒーリング】講師:上杉理恵
著書「レイキの光と共に~2度のがんを超えて」
Prema*レイキアカデミー主宰
はーとふる*がんの方へのヒーリングボランティア主宰


8月7日(水) 15:00~16:00
場所:7F ほっとサロンいだ
※事前予約は不要です。直接、会場にお越し下さい。